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出力結果と取り扱いについて
「今なんぼ」は、判定結果と取得日時をCSV ファイル出力、もしくは同イメージの共有メモリ書込み出力を選択できます。
この結果の内容とエクセルを使った利用法について概説します。
VC/MFC を使う場合は、別頁で説明していますので、この頁をざっと読んだあと、その頁を読んでください。
なお、この頁の内容は使用ガイダンスにも載せてあります。そちらの方がより詳細です。
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サンプルプログラムのDL
次のところからダウンロードできます。このソースを見た方がわかりやすいかもしれません。
VBA 製なのでソースが丸見えです。
今なんぼ結果モニタ・エクセル製(NanboMnt.zip) Ver1.20 June.17,2011 のダウンロード
当方が動作確認に使用している数列表示実行ソフトも公開しておきます。ユーザープログラムの動作確認等にお使いください。
フォント指定数列表示ソフト(NoTest.zip) Ver1.20 Feb.02,2014 のダウンロード(参考用)
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出力内容
出力サンプル
CSV DF、共有メモリ出力とも次の内容のCSV イメージです。
3レコードあり、改行2バイトコード(CR+LF) で区切られています。
- [ レコード内容 ]
- 年月日
- 時刻
- 判定数字
- エラーコード(負ならエラー、正常なら0)
- 判定桁数(指定桁数と異なることもあり)
- 各桁ごとの判定値(上位から下位へ、0〜9、−1なら判定できなかったことを示す。)
- [ レコード順 ]
- 最新記録
- 前回記録(最初は空行,CR+LFのみ)
- 前々回記録(2回目まで空行,CR+LFのみ)
通常は先頭レコードだけ取り出せば十分でしょうが、変化を知りたいときは、前回記録などとの差を取り出して利用ください。
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CSV DF 出力処理のポイント
- タイマ処理で、一定インタバルにて、新しいファイルが書かれたかをチェックし、該当ありなら、ユーザープログラムで分捕ってから、読出し処理します。
- CSV DF のタイムスタンプをチェック、前回と異なるか前回はなかったのに新規DFありなら処理に入る。
ファイルの内容をチェックしてもよいが、時間がかかるのでしない。
- CSV DF にリネームをかける。これが一番時間がかからない分捕り方。
ただし、同一新名称のファイルがあれば事前に削除しておくことが肝要。
(さもなくばエラー中断する)
- 横取りしたファイルを読み出して処理。
- なお、プログラミング時にはエラーが起きたときに中断しないよう、エラー処理で自動回復するようコーディングするようにされたい。
(ソースをまねて作ればよい。)
実際の処理はサンプルプログラムのソースを参照ください。
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共有メモリ出力処理のポイント
- タイマ処理で、一定インタバルにて、共有メモリにアクセスして、先頭の最新処理時刻が前と異なっていると、単純に読出し処理します。
- 高速処理できますし、簡単に読み出せます。
将来はこちらをメインにするよう対処します。
- 共有メモリは Windows APIを使用してアクセスします。
固定名を指定すればアクセスできます
実際の処理はサンプルプログラムのソースを参照ください。
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サンプルプログラム実行例(エクセル製)
このソフトはエクセル VBA によるソフトで、「Menu」「Test] の2シートがあります。
[ Menu ] シート
「モニタ開始」
ボタンで指定インタバルでモニタ動作を開始し、
「モニタ停止」
ボタンでモニタを中止します。
上部がDF渡し、下部が共有メモリ渡しの仕様になっており、中段の結果表示は共通仕様です。
なお、当然ながら「今なんぼ」のモニタ条件をこれに合わせて動作させておく必要があります。
[ Test ] シート
モニタ動作中に、左図のように、「Test」シートに最新データを転送するような仕様になっています。
[ 実行方法 ]
エクセルの「ツール」→「マクロ」→「マクロ」で、マクロダイアログを出し、「Menu」選択→「実行」クリックしてください。
なお、事前に「今なんぼ」を対応する結果出力タイプのモニタ条件で動作させておく必要があります。
[
ウイルスに注意 ]